ヨーロッパ入国のEES・ETIAS:EESは運用中、ETIASはまだ申請前
ヨーロッパ旅行を準備していると、EESとETIASという2つの言葉をよく目にします。名前は似ていますが、ひとつはすでに空港で運用中で、もうひとつはまだ申請を受け付けていない制度です。混同すると、不要なお金を払ったり空港で戸惑ったりすることがあります。
この記事は、2026年10月7日に確認した英国旅行業協会(ABTA)と移民法律事務所Fragomenのまとめ、EU公式のETIAS案内をもとにしています。
EES:パスポートのスタンプの代わりに指紋と顔
EES(出入国システム)は、シェンゲン圏に出入りするときにパスポートへスタンプを押す代わりに、指紋と顔写真を機械で登録し、出入国の記録を電子的に残す制度です。資料によると、2026年4月10日から全面運用されています。
旅行者が事前に申請することはなく、空港や国境で登録します。12歳未満の子どもは指紋なしで顔写真だけを撮ります。初回の登録では列が長くなることがあるので、入国審査の時間には余裕を持ちましょう。
ETIAS:出発前のオンライン許可、まだ開始前
ETIAS(欧州渡航情報認証制度)は、ビザなしでヨーロッパへ行く旅行者が出発前にオンラインで取得する許可です。確認時点ではまだ申請を受け付けておらず、EUが示した目標は2026年第4四半期の開始です。正確な開始日は公式発表を待つ必要があります。
開始後は申請料がかかり、18歳未満と70歳以上は免除されます。一度承認されると3年間有効で何度でも入国でき、180日のうち90日までの短期旅行に使われます。
偽のETIASサイトに注意
ETIASの名前を掲げた非公式サイトが60か所以上あると報告されています。こうしたサイトを使うと、余計なお金を払ったり個人情報が渡ったりするおそれがあります。公式アドレスは travel-europe.europa.eu です。制度はまだ始まっていないため、いまETIASの申請を受け付けているというサイトは公式の窓口ではありません。
出発前のチェック5つ
- 入国審査の時間に余裕を持つ
- パスポートの有効期限を確認する
- ETIASの申請は公式の開始発表のあとに
- 公式サイト(travel-europe.europa.eu)だけを使う
- 子どもも顔写真を登録することを知っておく
出典
確認日
この記事は、上記の出典で公開された内容をGlobal TripXがまとめたものです。実際に体験した口コミではありません。ルールや日程は変わることがあるため、出発前に公式案内を改めてご確認ください。